トップダウンの意思決定とボトムアップの意思決定の使い分け+α

企業組織が何かを意思決定する際は、上層部から指示命令を出すトップダウンと下や現場からの意見を取り上げるボトムアップがありますが、その特徴を理解して使い分けましょう。

  • トップダウン

    効率はトップの能力次第

    優秀な方がトップの場合は有効です。言い換えるとトップの能力次第です。能力以上の課題や、短期間に意思決定が集中してしまうと、途端に効率が悪くなります。

    また、従業員はやらされ感が強くなりがちで、士気が上がらないこともあります。

    事業承継などで2代目が社長になったものの、無能や悪意のある社長だと効率が下がるどころか、企業存続の危機に陥ることもあります。

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  • ボトムアップ

    スピード感の欠如が問題

    従業員の意見を取り入れることで、経営に参加する意識が芽生え士気が上がりやすいと言われています。

    しかし、トップは上がってきた意見を確認し、必要に応じ修正しなければなりません。そのため時間がかかるのが欠点です。

    また、あまりにボトムアップが進むと企業全体ではなく自分の部署の利益だけを追求する傾向が出るのも欠点です。

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  • インフォーマルコミュニケーション

    企業が定めた正式なコミュニケーションでは無いですが、大きな力を持ちます。

    インフォーマルコミュニケーションとは飲み仲間、同窓生など企業の認めた組織ではありませんが、重要になることがあります。トップダウンでもボトムアップで問題が複雑になったり、感情的な対立が生じるなどうまく意思疎通が図れない時に、機能することがあります。昔でいう根回しなども近いものがあります。

    インフォーマルコミュニケーションは、派閥などになってしまうと、メンバー以外の士気が下がり悪影響もありますが、うまくコントロールをすればトップダウンとボトムアップ双方の弱点を補って余りあります。


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